自然観察日記

身近な生物と人と環境の関りを再考するブログ。つまりは飼育栽培観察日記。

リドレイの胞子

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この写真はビカクシダの胞子。胞子だけをもらったとので正確にはわからないがおそらくリドレイらしい。シダ植物の胞子は肉眼では茶色の粉のように見えることが多いがそのほとんどは胞子嚢とその他の構造物(トリコームなど)で胞子自体を肉眼で認識するのはけっこう難しい。

写真の黄色い粒が胞子で、胞子嚢の中にはいったままのものも多いので針でほじくり返して実体顕微鏡で観察してみた。

マメ型でサイズはおよそ80μmほど(手元の15cm定規を使ってスケールをとったのでかなり適当)。

色は薄く黄色みがかって見える。茶色や黒っぽいの胞子をもつシダは多いと思うがこのリドレイ?の胞子は少し変わっていてスギナやゼンマイのような緑の胞子とも少し違うようだ。ただし未成熟の可能性もある。

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光学顕微鏡で見たところ。真ん中に丸い構造物が見えるが何なのかはよくわからない。ピントの加減かもしれない。